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血糖値のお話_脳リハ便り09
2019.02.25
こんにちは。理学療法士の大久保です。
少し春めいてきましたが、花粉症の方々にはつらい季節です。今や国民病とも言われていますね。花粉症が軽快する1つの方法がありますが、最後にご紹介します。
さて、今回は血糖値のお話です。そもそも血糖値とは血液中の糖分の量です。全身の細胞に行きわたらなければいけません。特に脳は通常ブドウ糖のみをエネルギー源としているため必要不可欠です。疲労を感じると甘い物が欲しくなるのは当然のことなのですね。エネルギーも適切な量がありましてダブついた分は保存にまわそうとするのが生物の基本です。もうおわかりの通り食べ過ぎれば太るのです。では、糖分がダブついた状態がなぜ血圧に影響するのでしょうか。
健康番組などで血液サラサラが良く、血液ドロドロが良くないと言われていますよね。血液サラサラなら血流が良くなります。血液ドロドロだと流れづらくなります。流れづらければ、心臓が頑張って血圧を上げないと、全身に行き渡らないということです。ちょっと考えてみてください。血糖値が高いということは濃い砂糖水と同じで、濃くなるほどドロドロに、水あめやハチミツみたいになります。これは流れにくそうですよね。この血糖値をコントロールしているのがすい臓です。インスリンというホルモンの名前を聞いたことがあるかと思いますがすい臓が出すインスリンが血液中の糖分を細胞内へ入れるドアボーイの役目をします。
適切なエネルギー(食事)量をキープしているうちはすい臓がコントロールしてくれますが、すい臓が疲れます。休ませないといけません。
「オレもうダメ」となってしまうと大変です。血液中に糖分が常に余った状態になりいわゆる血液ドロドロで血圧が上がってしまいます。
ではすぐ出来る事。
- 食事―前回のコレステロールの話と同じです。まず付け合わせの野菜から食べましょう。炭水化物から食べると血糖値が急に上がりやすい。まして、甘いジャムを塗ったトーストや菓子パンだと血糖値が急上昇します。
朝食だったらトーストをバナナに変えましょう。バナナは血圧を下げるカリウムを含む果物です。昼食だったらファストフードより、出来れば定食もの、夕食も炭水化物中心よりおかず中心のものを摂りましょう。
あと、早食いはやめること。ゆっくりかんで(1口30回)食べると満腹中枢が刺激され少量でも満腹感が得られます。
- 運動―ウォーキングは血糖値を下げる。わかってます。わかってますけど、特に栃木県民は一人一台マイカーを持っていますので、どこへ行くにも自動車で行ってしまいます。(下手すると100m先のコンビニへも車で行ってませんか?)すぐ近所は歩きましょう。10分で良いです。リビングでも運動は出来ます。椅子に座っているならびんぼうゆすりをしてください。人前ではみっともないですが、一人でいる時には気にせず大いにやって下さい。ふくらはぎの運動になります。TVを見ながら首を回したり、肩を回したりもできます。運動というとジャージを着てタオルを用意して汗をかくまでと思っていらっしゃる方が多いのですが、トイレに立つのでも運動と考えてください。
スマホ時代になり便利になりました。私も恩恵にあずかっていますが、便利=体を(頭も)使わないですむということですよね。
健康と便利、どちらをとりますか?
便利はお金で買えますが、健康はお金じゃ買えません。動きましょう。
長くなってしまいました。最後に花粉症対策ですね。
ご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが、玉ねぎの皮が効果あります。
ドラッグストアで粉末もカプセルも売っています。私の同僚たちも効果が出た人がたくさんいます。
薬ではないので速効性はありませんが、よろしければ試してみてくださいね。
ではまた。
脳梗塞リハビリステーション宇都宮 理学療法士 大久保 利彦