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健康増進1_脳リハ便り15
2019.09.02
こんにちは。理学療法士の大久保です。
このコラムでは血圧の話をずっと続けてきましたが、今回から視野を広げて
、「健康維持・促進」という視点から色々なお話を紹介していきたいと思いま
す。
2018年WHO(世界保健機構)の発表によると世界各国の平均寿命は日本が男
女合わせての平均で84.2歳で1位。女性は87.1歳で1位。男性は81.1歳で2位で
すが、1位のスイスが81.2歳なのでほぼ変わらず我が国が世界一の長寿国とい
うのは皆さんご存知の方も多いと思います。でも現在、長く生きることは良い
ことだけど健康で自立して(介護等受けずに)好きなことができるという前提
があってのことですね。これを健康寿命と言って厚生労働省によると日本人は
2016年の時点で男性が72.14歳、女性が74.79歳です。平均ですので参考までに
。
では、人間は理論的には何歳まで生きられるのでしょうか。いろいろな研究が
なされているのですが、おおむね120歳程度とされています。もちろん交通事
故、けが、病気など一切の事象が起こらないことを仮定してのことです。とな
ると日本人の場合、健康でいれば平均よりあと35年生きられるという計算にな
ります。政府は2001年度から「長寿社会実現のための疾患予防と治療」という
テーマで科学技術基本計画を推進しており、現在寿命を縮めるものとして高血
圧、糖尿病、癌、アレルギー、認知症などの難病が挙げられ、今後有効な対策
や薬が開発されると予測されています。
さて、では自分たちで健康を維持・促進するためにということを考えていきま
しょう。
ケガや病気をしないということを心がけなければなりませんが、わざとする人
は当然いません。
ケガの場合は、ケガをしないような環境を整える、あぶないことはしない、危
険が予測される場合は対策をとっておく等があります。
病気の場合、たとえばインフルエンザ等の感染症の場合は、手洗い、うがい、
人ごみを避ける等ですね。高血圧に関しては10数回にわたってご紹介しました
。糖尿病も対策はできます。ガン、アレルギー、認知症に対しても対策の本等
はたくさん出されています。
もうお気づきの通り、病気になってしまったら病院で治療を受けられますが、
ならないようにすること=予防が非常に大切になってきます。
テーマが大きいので今後複数回に分けて天寿を全うするための方法をご紹介し
ていきたいと思います。ではまた。
脳梗塞リハビリステーション宇都宮
理学療法士 大久保 利彦